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フランスからの刺客。7つの楽器を自在に操る男「French Kiwi Juice」

こんにちは、Jayです。

 

今回は、フランスはパリからの鬼才の紹介をします。

 まずはこちらをご覧ください。

これは2016年にある男性が、私たちのいま住んでいるここ日本の某所にて一人で即興で作った音源です。それでは紹介いたしましょう。

Sound Cloudに現れた謎の男

5年前、Sound Cloudに「FKJ」と名乗るビートメイカーが現れました。

これは、現在Sound Cloudに残っている最も古い彼の音源なのですが、当初の彼のサウンドはファンクやハウスミュージックに精通したサウンドが特徴的でした。

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この音源からしばらくして、彼は「The Twins EP」をSound Cloudにリリースします。

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サンプリングなどの技術を積極的に取り入れ、よりエレクトロなサウンドに仕上がりました。BPM100ぐらいで鳴らす音というのは、非常に説得力のある音でないとありきたりになってしまうのですが、彼はそのテンポの音源でも真っ向から勝負しています。この姿勢には頭が上がりません。

このリリース当初から一部のビートメイカーには支持を受けていたのですが、この後、彼の制作環境は大きく変わります。

 

JET JAM MIX TAPE#3のバズ

 Sound Cloudで少しずつ知名度を上げていくFKJですが、JET JAMというSound Cloudのアカウントへの楽曲提供、JET JAM MIX TAPE#3が爆発的にヒットします。

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もともとこのJET JAMというアカウント自体に大きな影響力は無いのですが、このアカウントが主催するJET JAM PARTYというライブでのFKJのパフォーマンスに多くの人が称賛。そして各SNSで話題となりました。

FunkyかつHouseの雰囲気を残しながらもDiscoなサウンドに仕上げた楽曲たち。

Sound Cloudの音源はリリースされる度に多くのフランスを中心としたビートメイカーやリスナーに絶大な支持を得るようになりました。

自主レーベル「ROCHE MUSIQUE」の人気沸騰

こうして人気を博した彼は、自身のパリの自主レーベル「ROCHE MUSIQUE」(ロッシュ ミュージック)で彼のエレクトロサウンドのフォロワーを獲得します。

Youtubeのチャンネルでの再生数も爆発的に再生され、フォロワーのMVも話題となりました。

こちらは、ROCHE MUSIQUEより最もホットなアーティスト、Maydien。

それからの彼の数多くのライブ映像世界中に拡散され、一躍時の人となりました。

こちらは、Red Bull Studios LondonでのFKJのImprovisation(即興演奏)です。

 今後の活躍

今やフレンチエレクトロというジャンルにまで成長した彼の音楽。

日本では”チルアウト系”などとも呼ばれる音楽ですが、これから日本のシーンにも即興で多くの楽器を操るフォロワーが現れることも期待されます。

ROCHE MUSIQUEの父、French Kiwi Juice。是非お聴き下さい。

 

それではまた。

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